皮膚フローラ、美と健康にかかわる1000種類以上の常在菌
- 2022.05.6
“最近お肌がカサカサ”、”清潔にしているのにお肌が荒れる”
で困っている方もしかしたら、お肌いる大事な菌まで洗い
流しているかもしれません。
「腸内フローラ」って聞いたことがあると思います。
腸内には、たくさんの常在菌 がいて(重さにして1.5〜2キロ)
消化吸収を促したり、免疫力を高めたりするなど健康に
深く関わっています。
「腸内フローラ」と同様に「皮膚フローラ」という皮膚の上に
美と健康に関わる1000種以上の常在菌が存在しています。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌
「皮膚フローラ」には体によい「善玉菌」だけではなく
「悪玉菌」「日和見菌」といった大きく3種類に分けること
ができます。
分類 | 種類 | |
善玉菌 | 体に良い影響をがある | 表皮ブドウ球菌 |
日和見菌 | どっちつかずの菌 | アクネ菌など |
悪玉菌 | 体に悪い影響をがある | 黄色ブドウ球菌・マラセチア菌など |
善玉菌代表の表皮ブドウ球菌
肌に潤いを与え、老化を抑制する働きをします。通称「美肌菌」。弱酸性に肌を保ち、悪玉菌の増殖を抑える。
日和見菌のアクネ菌
表皮ブドウ球菌と同じく、皮膚を弱酸性に保ち、悪玉菌から守りますが、毛穴をふさがれると増殖し赤の原因となる。
美肌を保つために
美肌を保つには、善玉菌と日和見菌が良い状態にすることになります。
そのためには「優しい洗いかた」が重要です。ゴシゴシ力を入れるのではなく
洗剤を泡立てて、菌に優しく洗って上げましょう。